図面にはない“配慮”ができるだけの知識と経験を
身に着けるのが目標です。
当社では様々な機械製造用の治具を製作しており、僕は仕上がった治具が図面通りに出来ているか測定器を使って検査しています。
検査は製品出荷の最終工程なので、自分たちが見逃したら不良になってしまいます。大変な仕事ですが、少しずつ使用できる測定器の数が増え、自分の成長を感じられるのでやりがいがあります。
治具検査の難しいところは、図面上では特に公差の指定が厳しくなくても、治具の用途によって、この個所の寸法は厳しく出した方が良い、という“配慮”が必要なところです。もっと経験を積み“配慮”ができるだけの知識を身に着け、幅広い治具の検査ができるようになるのが目標です。
治具は製品サイズが大きく運べないものもあるため、お客様の工場に出かけることも頻繁にあり、色々な会社を見られるので実はそれも楽しみです。最近では2か月間愛知県弥富市に出張して検査を行いました。治具を組み付けながらの検査でやることも多く、時には先輩に注意されることもありましたが、最後にお客様から、「いい仕事をしてくれた。」と言っていただき嬉しかったですね。
僕は入社前は「治具」という言葉を知りませんでした。畑違いの学科から来たので、図面の見方も分かりませんでした。それでも、面倒見の良い先輩方に教えていただきここまでやって来れたので、未経験でも安心して入社してきてください。